ルートビアって何?

みなさんはルートビア、と聞いて何を思い浮かべますか? ビールの1種?湿布くさいコーラ?沖縄ではメジャー?

ここではそんな、わかっているようでわかっていないルートビアについて説明します。

どんな飲み物?

ルートビア(Root Beer)はアメリカを中心に100年以上愛され続けている薬草・ハーブ系の風味が特徴のノンアルコールの炭酸飲料です。

同じようなソーダ類はコーラやドクターペッパーなど数え切れないくらい存在しますが、その中でも歴史が深く、溢れる個性からコアなファンも多いドリンクです。

本場アメリカではアイスクリームを乗せてフロートにしたり、ハンバーガーやピザなど食事のお供にもよく登場する定番の国民的飲料です。

ルートビアの歴史

どんなものにも歴史があります。ルートビアが以下にして今日の地位を築いたのか見ていきましょう。

ルートビアは元々は18世紀ごろに胃腸薬として各家庭で薬草と砂糖類を混ぜてできたシロップを飲んでいたことに由来します。コーラやドクターペッパーも同じような話を聞いたことがありませんか?実は元々の用途は結構似ているのです。

ただし、ルートビアは薬草感が強いためより体にいいと信じられ、19世紀に入ると薬局でソーダに溶かしたものがソーダファウンテンという名前で提供されるようになります。

世界初の商業的ルートビアブランドはチャールズ・ハイアーズが1876年に創業したHires Root Beerです。ハネムーンで飲んだハーブティにヒントを得てソーダファウンテンを自宅で気軽に楽しめるルートビア、として発売し、大人気となりました。

ちなみにこれは粉末を買ってきて自宅で発酵させて作る飲料だったため、実はビールにもかなり近かったのですね。

余談ですが、コカコーラやドクターペッパーが登場したのは1886年ごろなのでなんとルートビア発売の10年も後、ということになります。

それからというもの、現在のように瓶や缶に封入され販売される形に変化し、無数のレシピに基づいた様々なルートビアが全米中で発売されました。もちろんそのすべての商品が今日まで残っているわけではありませんが、今でもアメリカ国内では数百種類のルートビアが入手できるそうです。

一方で日本では遅れること1963年、第二次大戦でGHQの占領下になった沖縄でA&Wが開店し、これと同時にルートビアが日本に持ち込まれました。今でも沖縄は日本でも有数のルートビア消費県で、A&W以外にも様々なルートビアを楽しむことができます。

どこで買えるの?

さて、アメリカが本場、日本では沖縄で人気なのはお分かりいただけたと思いますが、実際日本ではどこで買えるのでしょうか?

基本的には輸入食品を取り扱うカルディやドンキホーテなどの小売店で入手が可能です。またコストコでもA&Wルートビアが入手可能です。もちろん各種通販でも入手が可能ですが、アメリカに比べると極端に種類が少なく、クラフト系に至ってはほぼ見かけることはありません。

また、近年では国産のルートビアも登場しています。

友桝飲料からスワンルートビアが瓶詰めで製造・販売されていますし、クラフトルートビアを研究され、イベントで出品されている方もいらっしゃいますが、まだその市場規模は限定的です。

今後の展望

大袈裟ですが、これからについてお話ししたいと思います。

現在日本のルートビア市場は世界最大のルートビア大国であるアメリカに比べると1/10程度だとされ、市場規模だと約30億円規模だとされています。

しかし、近年のノンアルコール飲料ブームやモクテル(ノンアルコールカクテル)の登場などを見ていると、ルートビアは知られていないだけで、まだまだ伸び代があると感じています。

ぜひ日本のみなさんにルートビアの奥深さと独特な世界観を知ってほしい、そう願って本サイトを立ち上げました。

このサイトが日本のルートビア文化のルート(根っこ)になれるよう、ほどほどに頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。